近年、化粧品の多くが細胞レベルまで到着することを目指し、美容成分の原子構造をより小さくしたナノ化に取り組んで作られています。
そこへ新たに登場したのがエネルギー系化粧品(保湿に使うならIPSコスメティックスの基礎化粧品)と呼ばれるもので、ナノ化した化粧品よりもさらに進化したと言われているのが特徴です。
肌の有効成分を届きやすくする「ナノ化」とは
肌の有効成分をナノ化して配合した化粧品はたくさんあります。
ナノ化というのは成分を小さくしてナノサイズにするということですが、
ナノ化した成分を配合した化粧品を、ナノテク化粧品やナノ化粧品と呼んでいます。
これはナノテクノロジーを用いた化粧品ということです。
ナノテクノロジーという言葉は、1974年に初めて使われるようになった言葉です。
技術的な発展は1980年代に入ってからですが、さまざまな分野に
応用できるということが分かり、急速に発展することになりました。
この技術はとても身近なものですし、さまざまなところで活用されています。
特に身近に感じられるものは化粧品でしょう。
ビタミンなどの成分は肌に良い影響を与えますが、そのまま化粧品に配合しても
肌の奥まできちんと浸透しません。
ナノ化することで浸透しやすくなりますし、体内に取り込みやすくなるということです。
肌にはもともとバリア機能というものがあるため、外部からの成分は
浸透しにくくなっています。
これは有害物質を体内に取り入れないようにするために欠かせない機能です。
しかし、肌にとって有効な成分を取り込む時には邪魔になってしまいます。
そこで、肌に取り込みたい有効成分をナノ化することにより、肌にバリアされることなく
浸透させることができるのです。
ビタミンCやビタミンE、ヒアルロン酸、コラーゲンといった成分がナノ化
されることになります。
エネルギー系化粧品とは
エネルギー系化粧品の最大の特徴は、細胞レベルをはるかに超えた
ミクロな素粒子レベルにまで到達していることです。
そのため、エネルギー系化粧品にはマイナス電子が使われています。
一般的によく知られていておなじみなのは、マイナスイオンでしょう。
滝の水が流れ落ちて岩に当たると、このマイナス電子が大量に発生します。
そのため、電子を含むIPSコスメティックスを使って
その効果を実感するには滝の水が流れ落ちて岩に
当たるという現象を肌の上で再現する必要があります。
どういうことかというと、流れ落ちて当たるという
現象により電子が発生しますので、これを化粧品と
してお肌に塗った時点で同じ状況にするには、
パタパタとパッティングするようにつける必要が
あるということです。
肌に刺激を与えないよう、優しく抑え込むようにつける化粧品も多くありますが、
IPSコスメティックスの場合はパッティングして使うように作られています。
とはいえ、あまり強くパタパタやる必要はありません。
力が強すぎるとやはりお肌にダメージを与えますので、あくまでも軽くで十分です。
IPSコスメティックスのスキンケアラインアップは非常にシンプルになっていることから、
パッティングが必要ないコスメも存在します。
朝と夜で使用する保湿コスメが違うことが一番の理由ですので、
それぞれの使い方をしっかりと理解し、正しい使用をすることが
ポイントといえます。
IPSコスメティックスのスキンケアは、究極まで突き詰めた
シンプルケアでありながら、ハリや透明感を与えるエイジングケアが
できるところが最大の特徴です。
実際に使ってみたら、これぞエネルギー系化粧品の真骨頂と
実感できるかもしれません。
化粧品は適量を守ってこそ効果あり|つけすぎのリスクとは
あなたはもしかして、「化粧品は肌に良いものだから、たくさん使ったほうが
当然肌に良いはず」とか「美容効果をたくさん得たいから、化粧品は量を
たくさん使う」なんてことをしていませんか。
実はその行為、かえって肌に負担をかけてしまうかもしれないのです。
「高価な化粧品だから、ケチって少しずつ使う」ということなら、それでは
化粧品のポテンシャルを充分に引き出せないだろうからお肌に良くないと
比較的簡単に想像することができます。
でも、なぜ「化粧品をつけすぎること」も肌に悪影響を及ぼす可能性があるのでしょう。
それには、以下のようなデメリットが考えられるからです。
まず考えられるのは、化粧品のつけすぎによって、かえって肌の乾きを
助長してしまう可能性があることです。
これは、化粧水などの水分の多い保湿アイテムに懸念されることで、
保湿を意識してその化粧品を使用しているなら、本末転倒な結果を
招いてしまう可能性があるのです。
「化粧水でお肌に水分を与えれば保湿できる」というイメージが一般的には
ありますが、化粧水に配合されている水分がそのまま肌に吸収されるなどと
いうことは基本的にありません。
あっても、表面の角質が少し水分を含んでくれるだけです。
適量を守らずに大量に水分の多いスキンケア化粧品を使用すると、その中の
水分が蒸発する時に、お肌にもともとあった水分まで蒸発してしまうのです。
また、水分の多い化粧品を適量を超えてしようすることで、お肌表面の角質層が
必要以上にふやけてしまうことも大きなリスクを伴います。
角質層は、私たちのお肌を外的刺激から守ってくれたり、お肌の水分が逃げて
しまうことを防ぐ役割を持っているのですが、これが化粧品のつけすぎや
長時間の入浴で必要以上にふやけてしまうと、その大切な力を維持することが
できなくなってしまうのです。
そんな状態になってしまうと、ちょっとした摩擦や花粉、アレルギー物質などに
お肌が敏感になってしまい、炎症による肌荒れやアレルギー反応を起こしやすく
なってしまうのです。
また、クリームや乳液など油分の多い化粧品のつけすぎにも注意が必要です。
お肌の潤いが不足していることに悩んでいる人や、年齢的に皮脂の分泌が
少なくなっている人が、クリームや乳液を大量に使用するのは、あまり
問題にならない場合が多いですが、気にしなければいけないのは、皮脂が
充分に分泌されている人です。
このような方が、油分の多いクリームなどをたくさん使用すると、お肌自体が
皮脂を分泌する力を弱めてしまう可能性があるからです。
化粧品の適量は使うタイミングによって異なる
上記のように、スキンケア化粧品は適量を使用することが望ましいのですが、
その「適量がどれくらいか」を知ることも重要です。
少なすぎても、化粧品の持つ本来の力を引き出せずに、潤い不足や老け肌の
原因になってしまうからです。
化粧品の適量を知るには、まず「適量」には個人差があることを知ることが大切です。
言わずもがな、私たちのお肌は千差万別。
乾燥肌に悩んでいる人もいれば、過剰に分泌される皮脂に悩んでいる人も
いるのが一般的です。
ですから、そんな別々の悩みを持っている人全員に、共通しておすすめできる
「化粧品の適量」は存在しないのです。
乾燥肌の方なら、高保湿の化粧水を少なめに使って、重めのテクスチャ―の
クリームをしっかり多めに塗るのがいいかもしれませんし、皮脂が充分に
分泌されている人なら、さっぱりめの化粧水を少なめに使用して、それ以外には
潤い不足が気になる目元や口元にだけクリームを塗るのがいいかもしれません。
「化粧品の適量」を知るには、同時に「あなたの肌状態」をしっかり把握
しておく必要があるのです。
また、「化粧品の適量」は使用する人の肌状態だけでなく、使用するタイミングや
季節などによっても左右されます。
たとえば、朝の水だけ洗顔をした後のお肌と、夜しっかりクレンジングをした後の
お肌では、断然後者の方が潤い不足を感じる方が多いはずです。
この例ならば使用するクリームの量は、朝はその後のメイクのことも考えて
少なめの量が適切でしょうし、夜はクレンジングにより落とされてしまった
皮脂を補うためにも、たっぷりめの量が適切と考えられます。
また、季節に関しても同様のことが言えます。日本は一般的に、夏は高温多湿で
ジメジメしていて、冬は湿度が低くカラカラの地域が多いです。
これほど湿度に差があるのにもかかわらず、「脂性肌だから」と冬でもクリームや
乳液の使用量を抑えたままでいると、湿度の低い空気にどんどんお肌の水分が奪われて、
あっという間にお肌がカラカラになってしまう、などという可能性もあるのです。
お肌の状態は、環境によって変化するものであることを忘れないでおきましょう。
このように化粧品の適量は、その人自体のお肌の性質だけでなく、タイミングや
時期で変化するお肌の状態に対応して、変化させていく必要があります。
化粧品の持つ力を最大限に引き出すためにも、「メーカーが推奨している適量を
守ること」と「あなたの肌が求める適量を守ること」を意識して、毎日の
スキンケアをより効果的なものにしてみてください。