女性は出かけるときには必ずといってもいいほどメイクをします。
ですが、会社に行くときや知人に会う予定がある時などは、化粧下地からファンデーションまできちんとしたメイクをする人も、近くのコンビニやスーパーに行くだけであれば、BBクリームなどのさっと塗れる簡単な化粧下地いらずのファンデーションを利用する人も多いでしょう。
BBクリームなどは比較的リーズナブルでUV対策もでき、
コンビニなどでも購入できるので大変便利です。
最近では有名ブランドのコスメティックス(スキンケアで使うならIPSコスメティックス)でも
販売されるようになったのでちょっとしたお出かけ用に使えていいでしょう。
BBクリームのはじまりはドイツ!日本と韓国での発展の流れ
韓国コスメで火がついたBBクリームは、一過性のブームには終わらず
定番アイテムとしてすっかり定着しております。
しかし、そもそもはBBクリームはドイツで誕生したものなのです。
1968年に皮膚科医のChristine Schrammekが、世界で初となるBBクリームを開発したのです。
BBクリームは、Blemish(傷)とBalm(軟膏)の頭文字から由来しています。
blemish baseと呼ばれることもあります。
日本での理解では、BBクリームは多機能ファンデーションのように
受け止められている傾向がありますが、本来は、ピーリングなどの
皮膚科の施術を行った後、皮膚の炎症を抑制したり、皮膚を保護するために
処方された軟膏でありました。
このBBクリームが1985年に韓国に紹介され、その優れた機能に魅了された
美容整形大国の韓国女性たちが飛びつき、そして韓国から日本に伝わって
普及してきたという経緯があります。
BBクリームはミネラルに富んでいますので、あばたやシミ、そばかすを隠ぺいして
保護する目的でよく使われております。
しわができるのを防いで、さらに炎症を抑制し沈静化させる機能を果たしているのです。
ヒアルロン酸やビタミンCを含んでいるクリームもあります。
用途に合わせて使い分けたいコスメティックス
コスメティックスも、普段使いするものと、気合を入れてメイクしたい時の
コスメティックスと分けて利用するようにするといいでしょう。
値段が高いipsコスメティックスのものを普段使いするにはもったいない
ですから、節約しながらメイクを楽しむためにも、用途にあわせて
分けておくといいと思います。
特に紫外線はお肌にとって大敵ですので、影響を受けないように
したいものです。
紫外線を強力に防いでくれる日焼け止めとしては、IPSコスメティックスの
UVクリームがオススメです。
IPSコスメティックスのUVクリームには、IPSコスメティックス独自の整肌成分である
テトラナノプラチナという原料が使われており、美肌を維持するための成分を補いながら
紫外線からも強力に肌を守ってくれるのです。
ロレアルやディオールも買収!韓国コスメの魅力とは
K-Beautyは世界を席巻する有名ブランドで2017年度における韓国の化粧品輸出額は
39億2,400万ドルといわれており、日本円では約4,321億円の金額です。
一方、輸入額は11億7,300万ドルといわれており、輸出額は輸入額の約3.3倍にもなります。
K-Beautyのブランドがここまで世界中に広まった背景の中には、スタートアップを
輩出しやすい環境や立ち上げ当時からグローバル展開を考慮した販売戦略があった
ことが関係しているといいます。
2018年5月にはグローバル企業の一つでもあるロレアルが「スタイルナンダ」や
「3CE」ブランドを手掛けている韓国の「ナンダ社」を買収したことは、世間を
大いに驚かせた出来事です。
ちなみに、ナンダ社の2017年時点での売上高は167億円といわれているのですが、その買収額は正式には公開されていないものの、専門家などの間では4,400億ウォン(日本円にして約400億)ではないかと推測される金額です。
なお、大手の海外化粧品会社がK-Beautyに着目したのはロレアルだけではありません。
以前にもパルファンクリスチャンディオールは韓国の最大手ともいわれた化粧品会社と技術提携を行ったり、ユニリーバはAHCの製造社でもあるカーバーコリアを3,000億円で買収したなどの事象があります。
いずれも世界的にも有名なメーカーがK-Beautyに注目を集めている点においては、
韓国コスメの魅力があることの証といえましょう。
ところで、K-Beautyがここまで世界中から注目を集めた理由には何があるのか気になる人
も多いのではないでしょうか。
韓国は小ロットで化粧品製造を行う、許認可までをサポートするOEMメーカー数が
多いことや製造可能な工場が多数点在しており、豊富な資金・化粧品の製造知識など
がない場合でも形にできる環境を持つのが特徴です。
このような形で誕生したブランドは無数にあり、自然と競争力が生まれ業界内の品質が
向上することになります。
商品化するためのスピードも速く、韓国内ではスピードを求める国民性があるので
製品化までの時間短縮が図られています。
また、新製品を作っても改善を図る姿勢がとても強いので品質面においても良質な
ものが多いのが特徴です。
化粧品の中にはマスクがありますが、マスクは製造原価が安いので数十万円ほどの
資金を投入すれば数か月の中で製造および販売ができる環境が韓国にはあります。
インフルエンサーの影響力を利用したSNSマーケティング
ソーシャルネットワーク(SNS)を利用してデジタルマーケティングを図るのは
若い起業家のスタイル、話題作りがとても上手にできるので、ソーシャルネット
ワークを活用して拡散する、これも話題を集めている理由の一つといえましょう。
デジタルマーケティングは成功への近道、このようなビジネスモデルが定着して
いることも若い起業家が成功に導く要因の一つになっています。
メンズコスメのBlack Monsterなどの場合、理想の広告動画だけで商品開発を進めて、
フェイスブックを利用したビジネススタイルで約2年半の中で1,500億ウォン(日本円
にして約150億円)を売り上げています。
理想の広告動画には最後まで見たいと思わせるような内容の動画構成になっていて、
マイクロインフルエンサー達に共有して貰う、これにより1日の売り上げを倍額に
する、1週間で100万ビューを達成できるのは韓国のスタートアップ企業では決して
珍しいものではないのです。
少しずつ認知度および売り上げを許可するやり方でビジネスを進めていき、
力を持つインフルエンサーをイベントに起用する、百貨店ではポップアップ
ストアを出して旗揚げとなるお店を作るなどは韓国の代表的なやり方といいます。
なお、ポップアップストアはポップアップショップとも呼ばれるお店で、
数日から数週間だけ出店する期間限定の店舗を意味するものです。
突然現れるお店と称されることもありますし、催事場をはじめ、駅や商業施設の
空きスペース・レンタルスペース・空きテナントなどを利用するのが特徴です。
日本の中でも販売チャネルの増加、プロモーションを目的に出店されることも
珍しくありません。
このようなスタイルでビジネスを進めたのがK-Beautyの成長の証になっています。
広告動画に使用されるソーシャルネットワークは、ユーチューブなどの動画サイトや
フェイスブック、インスタグラムなどが主流になっていますが、2017年ころまでは
「いいね」を集めるやり方が主流になっており時代ともに手法そのものに変化が
みられるのも特徴といえましょう。
現在においてはフェイスブック利用ではなく、主軸がインスタグラムではありますが、
韓国にはネイバーと呼ばれている国民的プラットフォームを活用したスタイルもある
ようで、ネイバーは人口約5,500万人の韓国の中で1日のアクセス数が3,000万人に
なるといわれており、韓国最大の検索ポータルサイトです。